一進一退の攻防

後半も互いに一歩も譲らずなかなか追いつくことができない西條は勝負に出ます。
ゴールキーパーを下げ、コートプレーヤーを1人増やして7人攻撃に。
相手ディフェンスのマークを外したキャプテン茨木颯介の連続得点で同点に追いつきます。
そして、残り1分20秒で平野のディスタンスついに逆転に成功します。
このまま決まるかと思われましたが、粘るGHRに残り時間1分で再び同点に追いつかれます。
相手に攻撃のチャンスを与えたくない西條。じっくりと時間を使いながらそのときを待ちます。
そして残り5秒。山本の見事なカットイン。

劇的な幕切れで西條がこの大会2連覇を達成しました。
西條 平野哲紳 選手
「鳥肌が全身に立ちました。県外(の試合)よりたくさん応援に来ているので、思い出に残る」
西條 茨木颯介 主将
「応援してくれた友達や家族、地域の方々に感謝したい。開催地で勝てたのはうれしい」
保護者
「鳥肌がたって夢のようでした。今から頑張っていこうという氷見に元気を与えることができたのですごくよかったと思います」
「信じていました。あきらめずにやってくれてよかったです。みんなよく頑張りました。ありがとう」
地震で2年ぶりに氷見に帰ってきた春中ハンド。
西條の粘り強いプレーが氷見を元気づけてくれました。

西條は夏の全国中学校体育大会で春と夏の2冠を目指します。