JR九州はあす4月1日から運賃を改定し、平均で15%上がります。改定を前に、駅は定期券を買い求める客などで混雑しました。
(記者)「JR鹿児島中央駅です。あすの改定を前に、みどりの窓口にはご覧の列ができています」

4月1日から初乗り運賃が170円から200円となるなど、値上げに踏み切るJR九州。みどりの窓口には31日午前、100人ほどが並び、定期券の購入や更新などの手続きをしていました。
(春から高校2年)「こんなに並んでいると思っていなかったので、びっくりしている」
消費税の増税に伴うものを除き、JR九州では29年ぶりの運賃改定。電気料金や物価高騰による経費の増加、従業員の待遇改善などが主な理由です。
4月1日からは、いずれも平均で、普通運賃が14.6%、定期運賃の通学用が16%、通勤用が30.3%、新幹線特急料金が12.4%値上げされます。
例えば、鹿児島中央と谷山の間で、通勤用の6か月の定期代は現在の3万3480円から4万5890円に。1万2410円の値上げです。
新生活に何かとお金がかかるこの時期。駆け込みで来た親子は?
(娘が春から高校1年)「制服・靴・バッグなども全部買い直しなので、運賃も高くなるのは、一気にくるのは大変」
(娘)「感謝して頑張りたい」
(娘が広島県へ進学)「痛い。これから往復することも多くなると思うので」
JR九州は31日まで、みどりの窓口の営業時間を延長して対応しています。鹿児島中央駅が午後11時まで、川内駅と国分駅が午後9時までです。