中谷防衛大臣とアメリカのヘグセス国防長官が30日に会談し、普天間基地の辺野古移設を含む沖縄統合計画を着実に実施することなどが確認されました。

30日に行われた日米の防衛トップによる会談では、日本に駐留する米軍の再編計画や日米同盟の強化などについて話し合われました。会談後の会見で中谷防衛大臣は、普天間基地の辺野古移設を含む沖縄統合計画を着実に実施することが重要だと確認したほか米軍による事件事故の再発防止のため協力していくことでも一致したと述べました。

一方、日米同盟の強化について中谷防衛大臣は、「同盟の最優先事項」として南西地域での防衛体制強化や共同訓練の充実に努めると改めて強調しました。

これに関連し、ヘグセス国防長官は、在日米軍司令部を「統合軍司令部」へと移行する計画を始動したと発表しました。

作戦指揮の権限を持つ在日米軍の「統合軍司令部」は、自衛隊の「統合作戦司令部」のカウンターパートとなり、有事の際、双方が迅速に対応できるよう連携強化を図るとしています。