30年以内の発生確率が「80%程度」とされる、南海トラフ巨大地震について、政府の検討会は被害想定を見直しました。

福岡県の最大の死者数は、10人から200人に大幅に増加しています。

「信じがたい」最大10人→200人に

南海トラフ巨大地震による津波で福岡県内の死者が最大で200人に上るという政府の新たな想定。

最大10人とされていた2012年の発表から一桁増えたことになります。

福岡県内に住む70代の男性
「信じがたいですね。大阪とか静岡とかあっちの方はね心配せんといけんでしょうけど」

津波で1メートル以上浸水する地域 3倍に

さらに、津波による浸水域も増えていて、県内で1メートル以上浸水する面積はおよそ3倍になっています。

これまでの想定には入っていなかった関門海峡の中にある門司港でも最大2メートルの浸水が想定されています。

福岡県内に住む20代の女性
「初めて今聞いたんですけど。地震とか津波とか、恐くはあるけどあまり現実味がない」