「言い終わるまで待っていていただければ、うれしい」
店員は『吃音症』の学生 注文に時間がかかるカフェ

弘前市にこの日、1日限定でオープンしたのは「注文に時間がかかるカフェ」です。話す時に言葉につまるなどの「吃音」への理解を深めてもらうために企画されました。

接客するのは、吃音の症状がある弘前医療福祉大学の3年生・三浦聡一郎さんです。“吃音カフェ”は全国で開催されていて、この日で37か所目、青森県での開催は初めてです。事前予約制にすることで、三浦さんが落ち着いて接客できる環境を作りました。

弘前医療福祉大学 3年 三浦聡一郎さん(21)
「吃音は話し言葉がなめらかに出ない発話障害の1つ。遮ったり、催促して代わりに言ったりせずに、言い終わるまで待っていていただければ、うれしいです。こういうチャンスがなかったら、周りに吃音があることをカミングアウトしなかったと思うので、これを機に伝えられるきっかけになるんじゃないかなと思った」
