軍事情報流出を報じられ…編集長を「クズ」「最低野郎」呼ばわり

実は、メンバーの中にアメリカの雑誌「アトランティック」の編集長であるジェフリー・ゴールドバーグ氏がなぜか加わっていたのです。

トランプ大統領(25日)
「多くの人が使うアプリだし、チャットに入っていた男は最低の野郎だ。チャットに入っていた人物は信用ならない男だ」

トランプ氏は激しく批判していますが、編集長をチャットに招待したのはウォルツ補佐官だとみられています。当の本人はこう釈明。

ウォルツ補佐官
「100%自信を持って言えるのは、こんな奴(ゴールドバーグ編集長)知らない。ひどい評判でジャーナリストの中でも最底辺のクズっていうことは知っているが…全責任は私にある、グループを作ったのも私だ。名前が表示されているのに別人の電話番号が登録されていることあるだろ?」
キャスター
「そんなミスしたことない」
ウォルツ補佐官
「別人の電話番号が登録されてたんだ。だからこの負け犬(編集長)がグループに入っているのがわからなかった」

トランプ氏や、チャットに加わっていた関係者らは「機密情報はやりとりしていない」と主張していますが、軍事ジャーナリストの黒井氏は。

軍事ジャーナリスト 黒井文太郎 氏
「いわゆる作戦情報なので、彼らは『これは機密じゃない』と逃げようとしているが、明らかに機密に属する情報。秘匿回線・特殊な回線を使うのが一般的だから、一般的なメッセンジャーアプリを使うのは聞いたことがない。これが『機密だ』という認識が全くなかったということ」
問題はほかにも…。

軍事ジャーナリスト 黒井文太郎 氏
「フーシ派幹部がガールフレンドの家に歩いて行く。場所は間違いないなどと書いてある。要は自分たちがどれだけの情報を掴んでいるか相手にバレてしまう。入り込んでいるスパイがあぶり出されて見つかる可能性・危険性がある」