気象庁は3月30日午前4時前、鹿児島県と宮崎県の県境にある霧島連山の新燃岳の噴火警戒レベルを、「2」から「3の入山規制」に引き上げました。午前6時から行われた気象庁地震火山部火山監視課・菅野智之課長の記者会見を、ライブ配信でお伝えしました。

霧島連山の新燃岳では28日ごろから火山性地震が増加していて、さらに、30日午前2時ごろから山体の膨張を示す地殻変動が見られるということです。

気象庁は、▼火口から4キロの範囲は大きな噴石が飛んだり、▼さらに火口から2キロの範囲は火砕流が達したりする可能性があるとして警戒するよう呼びかけています。

さらに、「2011年の噴火時と同様に、爆発に伴って窓ガラスが割れるなどのおそれがあるので注意してほしい」として、自治体などの指示に従うよう呼びかけています。