散髪を怖がらないで!「スマイルカット」があるよ
ピースオブヘアーは、赤松さんが妻の由香梨(ゆかり)さんと経営している店です。
開店して約20年、由香梨さんは近所の馴染みの客を担当、赤松さんの元には、発達障害の子どもたちが親に連れられてやってきます。
名付けて「スマイルカット」。
初めての場所を怖がったり、じっとすることが難しかったり、音や肌に触れる感覚が過敏だったりして、彼らの多くは散髪が苦手です。
予期せぬ事への対応に動揺し、急に頭を触られるとパニックになることもあります。
赤松さんの「スマイルカット」では必ず次に何をするかを伝えます。

鏡の横にはカットの段取りを伝えるイラストがあります。療育の現場で取り入れられている手法を参考にしました。
(赤松隆滋さん)
「自閉症だからこのやり方がいいとか、ある程度のやり方はあるけど、特性も性格も違う。100人いたら100通り」
この日、初めて来店する子が予約時間を過ぎても現れません。赤松さんは近くの駐車場まで確認しに行きます。














