これまでできていた動作などができなくなる運動障害“イップス”の克服指導を行うメンタルトレーナーが、山口県宇部市にいます。大好きな野球を楽しんでもらいたい-プロ野球界で経験を積み、ふるさと山口でイップス克服だけではなく若いチームの育成にも力を注ぎます。

河野昭典さん(66)
「インパクト強く!楽しく!いいところに投げてやれ」

宇部市出身のメンタルトレーナー河野昭典さん。スポーツでこれまでできていた動作などができなくなる“イップス”の克服に向けた指導に取り組んでいます。

河野さん
「遊びから始まったスポーツを苦しんだり嫌になったりするのありえんやろ」

心理や脳の仕組みから研究

イップスは原因や克服方法など解明されていない部分が多くあります。河野さんは20年前に「イップス研究所」を立ち上げ、心理面や脳の仕組みから研究や改善を進めています。おととし、横浜からふるさと・宇部に拠点を移しました。

河野さん
「これを最初からあげるからおかしい。この状態からこうあげていってこう」

長門高校野球部2年・南山碧晴選手
「最近自分の中でよくなくて送球がワンバンになってしまっているんで、どんなフォームがいいのか河野さんに聞いています」