その海岸には、たくさんの流木が打ち寄せられていました。

記者
「県外からも多くの観光客が訪れるこの氷見市の海岸に、このような大きな流木が流れ着いています」

富山県氷見市の海岸です。パイプやロープなど漁具のような漂着物も見られます。

よく散歩に来る男性「ちょっとやっぱり歩きにくいっていうのもありますよね」

地元の住民によりますと、この海岸には以前から流木が漂着していましたが、特に、去年9月の能登半島豪雨以降、漂着する流木の量が増えたといいます。

近くで民宿を経営する女性は…

民宿あおまさ 青木栄美子さん
「能登豪雨があってからわって流木が流れ着くようになったんですけど、それ以降も続いて流木が流れ着くようになってしまって」「困ったなと思いますね…。どうにも自分たちではなかなかできないし…困ったなって」

よく散歩に訪れるという男性は海の変化を感じるといいます。

男性
「海底の砂がね。形が少し変わったのか、波の音とか荒さが以前に比べてすごく荒くなったような」

氷見土木事務所によりますと、漂着物はこの海岸を含めて2.8㎞にわたって確認されているということです。

27日の富山県の会議で報告された漂着ゴミの調査結果によりますと、氷見市の松田江海岸でも、去年9月末からおよそ1か月の間、回収された漂着物に大型の流木が多く確認されていて、県は、能登半島豪雨の影響だとみています。

氷見市は、予算が足りず撤去作業を進められていないが、ゴールデンウィーク前までには撤去したいとしています。