加藤厚労大臣は次の年金制度見直しに向け国民年金の保険料を納める期間を延長することなどを議論していく考えを示しました。そこで街の人に年金の受給や疑問を聞きました。

■負担は5年で約100万円増 “年金納付を延長”なら影響は

相次ぐ食品や生活用品の値上げに加え、上がらない賃金。こうした中、いま「国民年金」の保険料を納める期間が延長される可能性が浮上しています。

負担額は5年間で約100万円増える計算。これに街の人は…

50代 会社員
「えっ!許して…って感じ。正直『マジか!』って(定年が近い)僕ら世代は思いますよね」


20代 大学生
「(年金は)頼りにはしてないです。結果的にもらえないって形になるんじゃないかなって」


私たちの老後を支える「年金制度」は今後、どうなっていくのでしょうか。

加藤厚労大臣
「これから制度改正についての議論をしっかりと進めていきたい」

加藤厚労大臣は10月18日、次の年金制度の見直しに向け、議論していく考えを示しました。


そのひとつが、「国民年金」の保険料を納める期間を現在の40年から45年に延長すること。自営業の場合などは、単純計算すると5年間で約100万円の負担増となります。


この件について、戸越銀座で電気店を営む親子は…


電気屋 まみね 斉代さん
「とりあえずは支払おうとは思います」

ーー5年、期間は延びて欲しくない?

電気屋 まみね 敬子さん
「それはそうだよね」

電気屋 まみね 斉代さん
「延びてほしくはないですね。老後のための楽しみが5年分短くなるのも正直あるので」

すると、お母さんの敬子さんからは…

電気屋 まみね 敬子さん
年金だけでは絶対に生きていけないからっていう。貯蓄できるものは今貯めようと」