タイブレーク突入後に浦和実打線が大爆発!「自分のミスを生徒たちが取り戻してくれた」と辻川監督

 2回戦では、先発した駒木根琉空投手をエース・石戸颯汰投手が5回から引き継いで終盤の大量点につなげた浦和実。この試合は、継投のタイミングが少し遅れてしまいました。

 それでも石戸投手は慌てません。同点の場面での登場となった7回からは、同じく7回途中からマウンドに上がった聖光学院のエース・大嶋哲平投手とともに、相手の攻撃を淡々と抑え込んでいきます。試合は4対4のまま延長戦へ。そしてタイブレークに突入した10回、ついに浦和実打線が大嶋投手を捉えます。

 浦和実の辻川正彦監督が「自分の(継投の)ミスを生徒たちが取り戻してくれた。すごい選手達です」と語ったように、6番・工藤蓮選手の内野安打でノーアウト満塁とチャンスをひろげると、7番・橋口拓真選手がセンター前へ勝ち越しのタイムリーヒット。さらに8番・深谷知希選手が左中間を破る走者一掃のタイムリースリーベースを放ちました。この後も次々と得点を重ねて、この回打者一巡の猛攻で一挙8点を奪って勝負を決定づけました。

 石戸投手は、10回裏の聖光学院の攻撃も無得点に迎えて12対4。3試合で合計18イニングを投げて未だ無失点を続ける好調なエースと共に、浦和実の快進撃が止まりません。