中米エルサルバドルにある「世界で最も恐ろしい」と言われる巨大刑務所をアメリカの閣僚が訪れました。刑務所から発したメッセージとは?
26日、エルサルバドルを訪問したアメリカのノーム国土安全保障長官。訪れたのは、4万人を収容できる巨大刑務所「テロリスト監禁センター」です。
「世界で最も恐ろしい」刑務所と言われるこの場所。JNNは去年、日本メディアとして初めて取材していました。
記者
「いま声をかけられました。こちらをにらみつけてくるような受刑者もいます。すごい迫力」
ほとんどの人の体に大きなタトゥーが。収監されているのは、殺人や誘拐など、複数の凶悪犯罪に関わったギャングの元メンバーとされ、厳しい監視下に置かれていました。
この刑務所には現在、トランプ政権が戦時下の法律「敵性外国人法」を適用し、国外追放したベネズエラ人も収監されています。
ノーム長官が見つめる先には、“ベッド”の上にまで並ぶ大勢の収監者。壁に頭をつけたまま立たされている人もいました。
そして、ノーム長官は視察中にメッセージを収録し、SNSで発信しました。
アメリカ ノーム国土安全保障長官
「我が国に不法入国したら、こういう結果を見ることになる。不法入国をするな。アメリカ人に対し罪を犯せば、我々はこうした施設を利用していく」
長官の後ろには大勢の収監者が。
今回の措置をめぐっては、裁判所が国外への移送を差し止める暫定命令を出したものの、トランプ政権は「裁判所の書面が届いた時には、飛行機はすでにアメリカを出発していた」として応じませんでした。
政権側は、国外追放したベネズエラ人は「犯罪組織のメンバーだ」としていますが、アメリカメディアは犯罪組織とは関係ない人が複数、巨大刑務所に送られていると報じ、政権の対応を強く批判しています。
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