あっという間に、閉店まであと1時間ほどになりました。

「もう来ないと思うんだけど、この時間ね」
しかし折笠さんの予想に反して一組のお客が現れました。
後を継ぐことを決めている拓磨さんの家族です。

【ラビック 折笠拓磨 営業課長】
「家族のために働いていますから。嬉しいです」
「大変なときに、いつ代が変わるか分からないけど、申し訳ないと思います」
「いや大丈夫だよ。頑張る、やるよ」
そして、ラビックにとって2度目の閉店の時がやってきました。

【ラビック 折笠雄司社長】
「大和が閉まって、ここに来たときに、うちのかみさんとハグして『よかったね』って言って…それが悲しいね。2度目はそんな気持ちにはならないかなと思ったけど、やっぱり悲しいね」
