宮城県女川町で開かれた春のまつりで、津波伝承レース「復幸男(ふっこうおとこ)」が行われました。そのイベントのまとめ役の男性は、アーティストとしても活動しています。震災の教訓を伝えながら町を盛り上げる思いに迫りました。
女川復幸男を支えてきた男性
3月23日に開かれた女川町の「春のまつり」。震災の翌年、2012年から復興イベントとして続いています。まつりの目玉イベントは津波伝承レース「女川復幸男」。津波の教訓を踏まえ、遠くに逃げる大切さを伝えようと開かれています。

「女川復幸男」に特別な思いを寄せる人がいます。第1回から運営に携わってきた崎村周平さん(41)です。崎村さんは今年、まつりの実行委員長を初めて務めることになりました。

おながわ春のまつり実行委員長 崎村周平さん:
「(震災)当時のような経験はできれば他の人に味わってほしくないし」