マラソンに挑む市民ランナーの間で、憧れとなっている言葉に「サブスリー」というものがあります。これは「サブ・スリー・アワーズ」の略称で、3時間を切って完走することを意味します。


例えば、3年前のおかやまマラソンでは、女性で完走した2536人中10人しか達成していないという高いハードルなのです。この「サブスリー」に、60歳・還暦で挑む女性ランナーがいます。彼女が走る理由とは・・・密着しました。

■目標は「100歳で引退」60歳の吉光さん、運動公園を疾走!

おかやまマラソンでサブスリーに挑む吉光和恵さん(60)


正確なリズムを刻み、仲間と練習に励む女性ランナー・吉光和恵さんです。

ーいま、何を考えながら走っているんですか?

(吉光和恵さん)
「この後のご飯のこと、何食べようかとか考えています。今日30キロ走ったから、体重×30キロ=1200カロリー余分に食べれるぞ、じゃあ何にするかって」


走りながら、立て板に水のごとく喋り続ける余裕っぷり。

そんな吉光さんが掲げているのは、高い目標です
「70歳でサブ3.5(3時間半以内)、80歳でサブ4(4時間以内)、そして100歳で引退」


(吉光和恵さん)「よろしくお願いします」
(杉澤記者)  「今日どれぐらい走りますか?」
(吉光和恵さん)「今日は30キロ」

■名古屋ウィメンズマラソンで「2時間58分26秒」60歳でサブスリー達成!


岡山市在住の吉光和恵さん、60歳です。今年、挑んだ名古屋ウィメンズマラソンでは「2時間58分26秒」でフィニッシュ。この1週間前に還暦を迎えたばかりで、フルマラソン3時間切り、サブスリーを達成しました。