「寿司といえば、富山」をスローガンにすしのPRに力を入れている富山県。400年続く技術を駆使した、世界初の「すしのオブジェ」が26日お披露目されました。

ホタルイカに、白エビ、そしてブリ。握り寿司、実はすべて高岡銅器でできたオブジェです。
26日、高岡市美術館でお披露目された「鋳銅富山湾鮨」。
伝統工芸高岡銅器振興協同組合が県のブランディング戦略「寿司といえば、富山」のPRにつなげようと制作したものです。

実際にすし職人に50貫以上のすしを握ってもらい、シリコンで型どりしたものを高岡銅器の職人が400年続く伝統工芸の技術を用いて完成させました。
米の一粒一粒やネタの質感まで精巧に再現しています。
伝統工芸高岡銅器振興協同組合 竹中伸行 理事長
「高岡の銅器の技術で『こんなことまでできるんだ』ということをいろんな人に感じ取っていただきたい」

「鋳銅富山湾鮨」は高岡市美術館と高岡駅のコンコースのほか、4月から始まる大阪・関西万博にも展示されるということです。