大船渡市の山林火災で被災したアワビの養殖を手がける企業が、事業の再開に向けてクラウドファンディングによる出資を呼びかけています。

出資を呼びかけているのは、大船渡市三陸町の「元正榮北日本水産」です。
古川季宏社長ら3人が26日、岩手県庁を訪れ取り組みをアピールしました。
この会社は大規模な山林火災による停電で、水槽に海水を循環させるシステムが停止し、養殖していたアワビおよそ250万個がほぼ全滅しました。

東日本大震災でも被災し、復興へ歩みを進める中、被害額は最大6億円と見込まれていて、設備の復旧など事業再開におよそ1億円が必要になるということです。

クラウドファンディングは6月24日までで5000万円を目標に、ひと口1000円から500万円を上限に募集しています。