旧統一教会解散命令 元2世信者と鈴木エイトさんはどう見た?

小川彩佳キャスター:
解散命令の決定が東京地裁から出されたことについて、両親が信者のもるすこさんは率直にどう受け止めますか。

もるすこさん(仮名・30代):
ゴールではなく、問題解決のスタートラインだと受け止めています。今回出されたのは地裁での判決です。この判決が確定するのは高裁なので、仮に将来、宗教法人格が取り消されるとしても、宗教団体としては確実に存続していきます。

私の両親は現在も現役の信者で、親の高額献金により私は幼少期から貧困状態でした。おそらく今後も無貯金・無年金の親の生活費や介護費などの負担がのしかかってきます。多くの2世が全く同じ状況です。

私は裁判を起こせていません。お金のない親に渡してきた私の間接的な献金被害は、兄弟全員で1000万円ほどになります。私は親を訴えるしかないんです。教団への訴訟を起こすことができないというのが今の救済法です。

このような被害の回復、当事者の社会復帰のサポートなど、多岐にわたる課題が残されていると思います。解散命令が出たことで「もう統一教会は解散したんだ」「この問題は終わったんだ」と勘違いする人も出てくるかもしれません。ただ、これは地裁判決なので、まだまだ遠い道のりがあるということをたくさんの人に知っていただきたいです。

喜入友浩キャスター:
解散命令について、今後の流れです。

25日は東京地裁の解散命令であり、教団側は即時抗告の意向を示していますので、審理は東京高裁に移ります。そこで再び解散命令が出されると、ようやく清算手続きが始まるということで、時間がかかりそうですね。

ジャーナリスト 鈴木エイトさん:
教団としては、おそらく清算手続きをなるべく遅らせたい。東京高裁の審理のタイミングを見て、25日が送達の日にちだとすると、抗告状の提出はおそらく4月9日ぐらいのギリギリのタイミングではないかと思います。

高裁の審理自体が半年から1年、下手すると1年以上かかる可能性があるとすると、まだまだ清算手続きの開始は先になると思います。