高額献金に霊感商法…政治家との接点も

安倍晋三元総理が殺害された銃撃事件をきっかけに明るみに出たのは、旧統一教会をめぐる高額献金や霊感商法の被害に、宗教2世の問題。

さらに、政治家との接点です。180人の自民党議員との接点が明らかになりました。

そして、事件から1年以上経った2023年10月。

盛山正仁 文科大臣(当時)
「解散命令請求を行いたい」

文科省が、教団に対する解散命令を東京地裁に請求。

旧統一教会 田中富広 会長(2023年11月)
「信教の自由・法の支配の観点から、到底受け入れることはできません」

解散命令を出す要件は、「法令違反」にあたるかどうか。東京地裁は、文科省・教団の双方から意見を聞くなど、非公開での審理を進めてきました。

国側は、教団側に賠償責任を認めた裁判の判決が多数あることや、被害額が200億円を超えると主張。

一方の旧統一教会側は、幹部らが刑事責任に問われておらず、解散命令の要件となる「法令違反」は刑事事件のみが対象で、「民事上の不法行為は含まれない」と反論していました。

25日、東京地裁は「不法行為に該当する献金勧誘行為は、これまでに類例のない甚大な被害が生じた」「法人格を与えたままにしておくことは極めて不適切」とコメントしています。

法令違反を理由に解散命令が出されたのはオウム真理教、和歌山・明覚寺に続いて3例目ですが、信者の不当な献金集めなど、民法の不法行為が根拠となるのは初めてです。

元妻による多額の献金で、長男が自殺に追い込まれたと訴えている橋田達夫さんは、こう話します。

長男が自殺したと訴える橋田達夫さん(67)
「関わってくれた皆さんに本当にお礼を言いたいです。これからスタートということで。(教団は)自分たちが祈るんじゃなくて、被害者のために祈っていってほしい。そして被害救済のために、1人1人頭を下げて謝罪してもらいたい」

一方、複雑な思いで解散命令の日を迎えた人もいました。

統一教会「祝福2世」 野浪行彦さん(通称)
「一言では言えないんですけど、途方に暮れるような気持ちですね。途方に暮れてます」