◆「ぼくがハンマーで・・・誰でもよかった」
住民「草むしりをしていて倒れたと思っている人がほとんど」

事件が大きく動いたのは3日後のことでした。大分県内の警察署に現れた山口被告が「僕がハンマーで殴った女性は死んだかもしれない」と自首したのです。凶器とみられるハンマーも所持していた山口被告。その後の取り調べでこう話したといいます。

山口被告「人目につかない場所を探していた。殺せるならだれでもよかった」

その後の捜査で事件の前日に山口被告が長崎市内の自宅アパートでベッドに火をつけたなどの疑いも浮上。検察は山口被告の精神状態などを詳しく調べるため2か月あまりの鑑定留置を実施した後、刑事責任を問えると判断。山口被告を殺人などの罪で起訴したのです。