【ポイント1】結局は“働き控え”が起こる?検討される「106万円の壁」撤廃

制度改革で年金は増えるのでしょうか、減るのでしょうか。年金制度改革で検討されているものを3つお伝えします。1つ目が、「106万円の壁」の撤廃です。現在、3号被保険者が、壁=年収106万円以上となった場合、要件を満たすと自分で厚生年金に加入することになります。結果として手取りが減るため “働き控え”が起こっているのですが、この厚生年金の加入要件(※学生などを除く)について、以下のような変更が検討されています。
【厚生年金の加入要件(※学生などを除く)】
▼年収106万円以上→撤廃検討
▼従業員51人以上→撤廃検討
▼週20時間以上勤務→存続
これについて社会保険労務士・床田知志氏は、年収と従業員数の要件を撤廃したとしても「『20時間の壁』を意識する人が出てくる」と指摘。つまり、20時間以内で働こうとする=働き控えが起こる可能性があるということです。また、「事業所規模の要件撤廃で、中小・零細企業に厚生年金の負担が増える」と言います。














