岩手県滝沢市にあるJR田沢湖線・小岩井駅の建物が、新たに国の登録有形文化財に登録されることになりました。

国の登録有形文化財に新たに登録されるのは、滝沢市大釜風林の「JR田沢湖線小岩井駅本屋(ほんや)」です。この建物は約6キロ北にある小岩井農場の玄関口となる駅舎で、現在の田沢湖線(橋場軽便線)が開業した1921年(大正10年)に建てられました。

切妻造の車寄せが張り出しているのが特徴の、木造平屋建ての小規模な駅舎で、約100年前の開業当時のにぎわいを今に伝えています。

2023年に建物の内部空間を仕切り、屋根を改修するリニューアルが行われ、滝沢市所有の交流施設としても活用されています。
今回を含め岩手県内にある国の登録有形文化財は109件となります。