13年ぶりに街に映画館がもどってきました。
山口県周南市に常設のミニシアターがオープンそこには映画を愛する人たちの思いがありました。
シネマ・ヌーヴェル運営協力会議大橋広宣 代表
「3月7日オープンということで統一したいと思いますぜひみなさまのお力をちょうだいいたしますようよろしくお願いします」
オープンを発表したのは再開に協力し映画ファンの有志で立ち上げた「シネマ・ヌーヴェル運営協力会議」とこの会場でかつて映画館を運営していた毎日興業です。
ミニシアターはJR徳山駅から徒歩5分程度のビルの2階にあります。
貸しホールとして利用されている「シネマ・ヌーヴェル」で再開されます。
復活には、映画を愛する人たちの思いが原動力になりました。

シネマ・ヌーヴェル運営協力会議大橋広宣 代表「いよいよ映画館がなかった街にほんとうに映画館が久しぶりに復活するということにいち映画ファンとしてわくわくしています」
毎日興業の山門功さん。
山門さんにとって映画館の再開には特別な思いがありました。

毎日興業 シネマ・ヌーヴェル山門功 支配人
「65で定年になりますのでなんのためにこの会社に入ったのかなというのを考えておりましたらああやっぱり映画をやりたいんだというような気持ちになりまして映画がやりたいと言い出したのが最初のスタートというか最初の感じです」
山門さんのこの思いに大橋さんらが賛同し再開へと動き始めました。
周南市には2012年までテアトル徳山という映画館がありました。
毎日興業が運営していましたが複合型の映画館「シネコン」がオープンしたことやデジタル化への新たな設備投資がネックとなり休館しました。
1990年代はじめには中心市街地には6館ありましたがこれで市内から映画館の姿は消えてしまいました。
ミニシアターとして再スタートするこのホール。
毎日興業が、かつてテアトル徳山IIとして映画館を運営しました。
2002年に「シネマ・ヌーヴェル」と名前をかえて県内初のミニシアターとして再出発しましたが2005年に休館。
その後は、貸しホールとして映画祭やイベントなどの会場に利用されていました。