堀田被告がニンジンでウサギを誘う様子が…

ことし1月に現行犯逮捕される直前に撮影された映像に堀田被告の姿が捉えられていました。その姿は、堀田被告が、ニンジンを使ってウサギを誘っているように見えます。この日は、観光客が比較的少ない平日でした。

大久野島のウサギには元々、自然に生える芝などの草しかエサがありませんでした。小倉准教授は、観光客によるエサが全くない状況では、現在のウサギのおよそ半数、200匹から300匹程度しか生息できないのではないかとみています。

呉工業高等専門学校 小倉亜紗美准教授
「本当は島にある食べ物だけでウサギが生きられることがベスト。ですが、この島自体が観光で成り立っていることもよく分っています。そのため、現在の誰でもどこでも餌をあげれる状態から、餌の量を管理するという方向にもって行って、段階的に少なくしていくということが一つ必要なことと考えています」

観光資源として島にとっては欠かせないウサギ。今後、大久野島はウサギや観光客を守るための防犯対策やウサギが観光客の餌を頼りしなくてもいいような、安定して生きられる餌場の供給などが求められます。