任期満了に伴い18日に告示された石川県能登町の町長選挙は、2005年に3つの町と村が合併して以降、初めて保守分裂の戦いとなっています。

震災からの復旧、復興に向けて、現職と新人がそれぞれの主張を展開しています。

能登町長選に立候補したのは届出順に、無所属で現職の大森凡世候補(62)。

無所属で新人の前の町議会議員、吉田義法候補(53)。

無所属で新人の鳥井俊介候補(44)の3人です。

大森凡世候補「復興再建への道筋をしっかりとつけていくのが私に与えられた責務である。希望の持てる街づくりと共に一緒に未来を切り開いていきましょう」

再選を目指す大森候補は、新型コロナや能登半島地震の対応に力を注いだ1期4年間の実績を強調し、子育て環境の充実や交流人口の拡大にも取り組みたいと意欲を語ります。

吉田義法候補「復旧復興は大前提であります。皆様一人一人の思いを取り上げ、そして皆様と一緒に思いやりを持って新しい街づくりを行なっていきたい」

一方、町議会議員2期目途中での出馬となった吉田候補は、震災からの復旧・復興に向けた計画を町民に明確に示し、安全・安心な住みやすい町づくりへ舵とり役を担いたいと訴えます。