道路交通法の改正により、マイナンバーカードと運転免許証を一体化する「マイナ免許証」が24日から始まります。メリットや注意点などについて長崎県警に聞きました。

コスト削減や手続きの簡略化を目的として始まる「マイナ免許証」。運転免許の種類や有効期限などをマイナンバーカードのICチップに記録することで一体化します。

21日、長崎県大村市の運転免許試験場では、更新手続きのための準備が進んでいました。

長崎県警本部交通部運転免許管理課 宮園清次席調査官:
「①今まで通り運転免許証を持つか、②マイナ免許証1枚持ちにするか、③免許証とマイナ免許証の2つ持つか、選択肢が3つあります。それぞれのニーズに沿った持ち方をお選びいただければ」

長崎県内ではー
▶運転免許試験場と長崎市の運転免許センターで24日から
▶各警察署では来月1日から一体化の手続きができます。
※23日(日)はシステム更新のため対応窓口はすべて閉庁に!注意!

メリットは?

マイナ免許証に一体化した場合のメリットー
▶免許更新時に手数料の負担が減る。
これまでの運転免許証に比べ、750円安くなります。
▶住所変更の手続きが自治体への届出だけで済むようになる。
▶「優良」と「一般」運転者は更新時の講習がオンライン可に

注意点は?

県警ではマイナ免許証の注意点として、マイナンバーカード自体の有効期限が切れて更新した場合、一体となっている免許情報が消え、免許不携帯の状態になってしまうことを挙げています。

また、サービスを受けるには、免許センターの窓口やスマートフォンで「マイナポータル」とマイナ免許証の紐づけが必要だということです。