周囲の無理解や適切な支援を得られない経験から社会福祉士を目指す

来月から大学に進学し、社会福祉士への道を目指す18歳のたか子さん。

(たか子さん)
「私はこれまで周囲からの無理解により、心無い言動を数多く受けてきました。その度に、どうすれば、理解され、状況が改善するのだろうかと解決策を模索し続けてきました。今後は、高次脳機能障害を抱える当事者の人たち、ひとりひとりに適切な支援をするため、社会福祉士を目指して、大学で専門分野を履修していきます」

小学生のとき、交通事故に遭ったことで、注意障害や認知機能の低下などの症状が現れました。

好きだった読書もすぐには内容が理解できなくなったり、読む速さが遅くなったりしたほか、学校の授業のときも集中力が続かず、理解するのも時間がかかるようになりました。