ワクチンが足りず…接種待ちの人も

高柳キャスター:
はしかは、ワクチンを2回接種することで免疫を獲得することができます。ただ現在、はしかワクチンが足りていない状況が続いています。
いとう王子神谷内科外科クリニックでは、40人がワクチンの接種を待っているそうです。接種が必要な2歳未満が接種できない状況が続いており、注文した数の入荷もできていないということです。

接種の回数は、世代によって変わります。あくまで目安ですが、23歳以下では2回、23歳~51歳では1回打っている方が多いということです。51歳以上の方は未接種の可能性もあるということです。
ホランキャスター:
年代によってワクチン接種をしたかどうかの確認ができたら、目安になりますが、分からない方もいるのでしょうか。
松本哲哉さん:
いると思います。母子手帳に記録があれば大丈夫ですが、母子手帳が無いと覚えてなかったりするため、親に聞くか、抗体価を測らないと分からないでしょう。抗体価を測るには、血液検査ですぐにできます。
井上キャスター:
年代によってワクチンの値段は変わるのでしょうか。
松本哲哉さん:
値段は同じです。ただ、自治体の補償によって生まれる違いはあると思います。
ホランキャスター:
感染が心配だからワクチン打っておこうというよりも、ワクチンが足りないところがあるので一度調べてみたほうがいいのでしょうか。
松本哲哉さん:
抗体があるかどうかが分からなくても、打っても大丈夫です。しかし、ワクチンが足りないので、必要な人に分け与える分をちゃんと確保するために、抗体があるかの検査をすることも一つの手だと思います。
井上キャスター:
製薬会社としても、今まではしかはほぼなかったものなので、ワクチンを製造しない。今年多いから、製造量を増やしたとしても、翌年以降あまってしまうかもしれない。需要と供給のバランスも難しいと思いした。
今村翔吾さん:
これだけインバウンドなどがあると、今後、感染者数が減るよりも増える数字に備えた方がいいのかな、と感じます。
==========
<プロフィール>
松本哲哉さん
国際医療福祉大学 感染症学講座 主任教授
専門は感染症学など
日本化学療養法学会理事長
今村翔吾さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家
30歳までダンス講師