東京の雪予報 なぜ難しい? 予報士泣かせのワケは

井上貴博キャスター:
東京でよく言われるのが、なぜ予報が難しいのかということです。大体他の地域だと1500mぐらいのところからの気温を想定して天気予報を算出するようですが、地上約500メートル付近の気温を考えなければ東京はピンポイントで予報ができないということです。

実際に18日の予報では東京の最低気温は3度とされていましたが、0.5度(午前9時51分)まで下がりました。

國本未華さん:
今回の場合、上空のさらに上の寒気も2月並みぐらいに冷たいものでした。さらに降水量が一気に増えたタイミングで気温も一緒に下がっていきました。

上空の寒気が降水とともに一気に下に引きずり下ろされるようなイメージです。そのタイミングで都心も積もる雪に変わってしまったということになります。

0.5度くらいの差で、雪が積もるか、みぞれで終わるかというところも変わってくるので、非常にシビアなところです。

ホラン千秋キャスター:
雪の塊がかなり大きく、本当に止むのかなと思った方もいたかもしれませんが、すっかり晴れてしまいました。

弁護士 萩谷麻衣子さん:
いつもお願いしているクリーニング屋さんが4月1日から値上げするので、早くコートを出してしまおうと思っていたら、まさか今日こんなに寒くなるとは思いませんでした。まだコートが必要なのでしょうか。

國本未華さん:
コートは20日まであれば問題ないと思います。20日はまだ少し寒いのですが、そのあとは強烈な寒の戻りはおそらくないでしょう。

ただ、週明けの24日(月)にまた上空に寒気が入ります。そこでにわか雨や、場合によってはひょうが降る懸念はあります。

むしろ、3月〜5月にかけてはひょうのシーズンに入ってきます。その分、上空はまだ少し冷たい空気が出入りするようなタイミングです。