高市新総裁が発足させる予定の連立政権をめぐって、各党の動きが早速加速化しています。

自民党と連立を組んでいる公明党の斉藤代表はきのう、高市新総裁と会談し、▼企業・団体献金の規制強化や▼靖国参拝をめぐる歴史認識など、連立を組む上での懸念点を高市氏に伝えました。

公明党 斉藤鉄夫 代表
「我が党の支持者の方々からも大きな不安や懸念があるということを率直に申し上げ、その解消なくしては連立政権はない」

さらに斉藤氏は、連立入りが取りざたされている日本維新の会が「副首都構想」の実現などを掲げていることについて、「大きな疑問を持っている」との考えを高市氏に示したということです。

これに維新の藤田共同代表は、昨夜、「公明党はどの部分に懸念を示しているのか、高市新総裁がどのような思いを持っているかは聞いたことがない」としました。

また、藤田氏は連立入りについては次のように述べました。

日本維新の会 藤田文武 共同代表
「連立を組むというのはある種、一心同体というか一蓮托生というか、非常に大変重いハードル、重い決断だ」

藤田氏は今月15日に召集される予定の臨時国会までに連立協議をまとめることは「非常に難しい」との認識を示しました。