副知事辞職に伴う人事案が可決するなどした県議会2月定例会はきょう最終日を迎え、新しい議長に自民党の田澤伸一県議を選出し、閉会しました。

先月19日に開会した県議会2月定例会では、人口減少対策や去年7月の大雨災害の復旧・復興費などが盛り込まれた、総額6754億1900万円にのぼる新年度の一般会計当初予算案が可決されたほか、副知事の辞任に伴う人事案が可決されました。

最終日のきょうは、慣例で、それぞれ2年と1年で交代する議長・副議長を選ぶ選挙が行われました。

その結果、新しい議長には、自民党の田澤伸一県議(東田川郡選挙区選出)が選ばれました。

新議長 田澤伸一県議「県政発展のため、議会運営に誠心誠意取り組んで参る所存です」

一方、副議長選挙には、自民党の楳津博士県議と、県政クラブの髙橋啓介県議の2人の名前があがり、投票の結果、楳津県議が選出され、第一会派の自民党が議長・副議長を務めることになりました。

これに対し、第二会派である県政クラブの受け止めは…。

県政クラブ 木村忠三 代表「議長は第一会派、副議長は第二会派という主張は曲げずに、訴えていきたい。厳しい現実にまた直面したなというふうに思っています、会派内でそういった思いを共有できたということはある意味満足はしている。次のステップに向けてまた頑張っていかなければならない思っています」

新体制となり、県民のための県政を進めることができるのか、今後の県議会に注目です。