青森山田の全国制覇への挑戦は初戦で終わりました。過去2回の選抜優勝を誇る沖縄尚学に3対6で敗れました。2005年、選抜初出場のときに対戦した相手への20年越しのリベンジは果たせませんでした。

新井宇輝 アナウンサー
「20年ぶりの両校のマッチアップ!青森山田は20年越しのリベンジを狙います!」

青森山田にとって2005年の選抜以来の顔合わせとなった沖縄尚学との初戦。
3季連続甲子園出場でも兜森監督は継投策を貫きます。

先発を務めたのは乕谷、初回いきなりピンチを招くも、何とか踏ん張り、打線の援護を待ちます。

ただ、青森山田打線は相手の1年生サウスポー、末吉を捉えられません。

乕谷が3イニングを1失点に踏ん張るも、リリーフした菊池統磨が5回につかまります。2アウトから2つのフォアボールでピンチを招くと、4人の打者にタイムリーヒットを浴びてこの回5失点。中盤で苦しい展開に追い込まれます。

青森山田が反撃に出たのは7回でした。
2アウトながら満塁のチャンスを作ると、打席には前の回にリリーフで送り込まれたエース下山!

新井宇輝 アナウンサー
「青森山田がついに反撃!スタンドは大興奮です!」

エースの奮闘に1番・佐藤洸史郎も続きます。レフトへのタイムリーツーベースで、この回3点差に迫ります。

下山は、仲間の援護を信じてその後のイニングを無失点に抑えますが、打線は最後まで末吉を攻略できず。沖縄尚学に3対6で敗れ、20年越しのリベンジは果たせませんでした。

青森山田 下山大昂 投手
「忘れてはいけないと思うので、今日の負けの反省を生かして、その自分たちに何が足りなかったのかっていうのをしっかり研究して、考えながら、頑張っていきたいなと思います」

青森山田 菊池伊眞 主将
「夏までにしっかり1枚も2枚も皮をむいて、全国で通用するようなチームにしていかないといけない」

甲子園で味わった悔しさは甲子園でかえす―。

青森山田ナインの全国制覇への戦いは、初戦で敗れたきょう、ここから再び始まります。