「事件から30年」教訓を未来にどうつなぐか…
小川彩佳キャスター:
警視庁保安課の元捜査員の西原さんは、「安倍元総理や岸田前総理が襲われた事件でも、容疑者たちはネットを通じて中や爆発物を作っていた。いまは、オウムが作ろうとしていたような銃器を『誰もが作れる時代』に入っている。だからこそ、この事件を忘れないでいただきたい」とも話していたそうです。
今こそ、改めて紐解いていくべき教訓があります。

小説家 真山 仁さん:
当時は、カルト教団が武器まで作り、テロをするというのは驚愕しかありませんでした。
現代社会では、ISISのような国とは関係ないテロ集団が出てきて、言い方は良くないですが“先駆け”のようなことが起きていました。さらに、SNSでいろんな人の感情が一気に動いていく。その上、インターネットで武器はいくらでも作れる。怖いですが、材料は全部揃っています。
「神秘的な教祖が出てくると、もっとすごいことが起きるかもしれない」と考えると、「昔に大変な事があった」ではなく、「防止するために何をしないといけないのか」を考えなければいけないと思います。
ただ、国家権力が弾圧するのではだめです。社会全体が、安心して余裕を持った生活ができる環境にないと、こういう事件が起きやすい。なので、これは振り返るだけではなかなか難しいです。
特に、日本の社会は窮屈になってきています。そういう意味では、こういう機会に時間をかけて、「社会の安全ってなんだろう」ということを考えたいですね。
小川キャスター:
社会全体で一つの違和感に気付く力や、警戒心を養っていかなければならないと感じます。
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<プロフィール>
真山仁さん
小説家 「ハゲタカ」「ロッキード」など
最新著書に「ロスト7」














