高級魚として知られる『ノドグロ』の稚魚およそ3万7000匹が、18日に新潟県糸魚川市の海へ放流されました。

“白身のトロ”とも呼ばれるノドグロは、新潟県が『美宝』というブランドを立ち上げて全国に売り出している高級魚です。

新潟県立海洋高校の生徒たちがバケツリレーで運んだノドグロの稚魚…。

2016年にノドグロの人工ふ化に成功した近畿大学水産研究所では今、ノドグロの完全養殖と量産化を目指しています。
2024年からは、ノドグロの研究活動を行っている海洋高校と連携して稚魚の“放流”を始めました。

大切に運ばれた稚魚は能生漁港から船に乗り、1kmほど沖合で放流されました。
1年目の年はおよそ8000匹を放流しましたが、今年はその4.6倍となるおよそ3万7000匹。卵の状態が良かったことや、研究が進んで稚魚の育成環境が改善されたことが要因だということです。