愛媛県宇和島市で電気通信工事を手掛ける「四国サービス」が、2月27日、松山地裁宇和島支部から破産開始の決定を受けていたことがわかりました。

東京商工リサーチ松山支店によりますと、四国サービスは、1967年に創業。

当初は四国地区のスキー場でリフトの設置工事などを手掛けていましたが、後に電気通信工事に事業内容を変更しました。

そして、ピーク時の2008年2月期には、売上1億8000万を上げていました。

しかし、近年は受注が減り、2023年の2月期の売上は1億337万円で、当期純利益は2万円程度となっていましたが、2024年2月期には、売上6403万円まで縮小しました。

当期純損失は3284万円と多額の赤字を計上し、一気に資金繰りは悪化。

事業継続が困難となり、夏ごろからは事業を停止していました。

負債総額はおよそ4900万円となっています。