この春、プロゴルファーとしてデビューする、鹿児島県南さつま市出身の山下心暖選手。2度目の挑戦でつかみ取ったプロへの道。来月のデビュー戦にかける思いを聞きました。

鹿児島城西高校出身の山下心暖選手、19歳。去年11月に挑んだ2回目のプロテストで合格。この春、プロデビューします。

(山下心暖選手)「楽しみの方が大きい。思いっきりできたらいいな」

笑顔の裏には、努力がありました。女子ゴルファーのプロテストは、年1回。およそ600人が受験して、合格者は上位20人のみで、合格率はおよそ3パーセントです。

高校3年生で挑んだおととしは、1打差で敗れ、不合格。壁の高さを痛感しました。

当時を振り返って・・・
(山下心暖選手)「一回で通らないと受からないのかなと思ったし、あと一打良かったらプロなっていたのにと思うと、結構立ち直るのに時間がかかった」
「本当になにか変えないと。すぐトレーニングを始めて」

再挑戦を前に、新たな取り組みを始めました。安定したスイングに欠かせない上半身と下半身の連動や、股関節の回転をスムーズにするトレーニングです。

(トレーナー 岩下翔悟さん)「(1年前)出会ったときは、大丈夫かな?みたいな。股関節にパワーを溜める一番最初の動作がきれいにできない。スイングの不安定につながるので」

斜面で打つ場面も多いゴルフ。バランス感覚を養い、視覚に頼らず、自分の体を思い通り動かす必要があります。

(トレーナー 岩下翔悟さん)「自分の頭がどれくらい傾いているか察知する能力を上げるメニュー」

(トレーナー 岩下翔悟さん)「最初はあまりできなかったよね?」
(山下心暖選手)「はい」

(記者も体験して…)Q.最初10秒もできなかったところから?
(山下心暖選手)「この前4分」

(トレーナー 岩下翔悟さん)「努力がすごい。普通は1年で4分できるようにならない。ずっとコツコツとやるから」

根っからの努力家。1年間で体の動かし方をマスターしました。

(山下心暖選手)「(トレーニングを続けて)安定感は出た。1日目ミスしても、2~3日目で取り返せるようになったのは、すごくよかった」

食生活の改善のために、自炊も始めました。

(山下心暖選手)「鶏肉や魚、体に良いたんぱく質メインで。食べるのが好きだったので、(家族と)一緒に食べるけど、自分だけメニューが違ったり。メンタル強化できた」

心も体も鍛え、去年、念願のプロテストに6位で合格しました。

(山下心暖選手)「(家族に)今年で最後にすると言って受けた」

覚悟を持った挑戦でつかみ取ったプロゴルファーの夢。デビューまであと2週間です。

(山下心暖選手)「1年目でステップツアー優勝したい。最終的には賞金女王になりたい。みんなから応援されるプロになりたい」

山下選手はまず、新人選手の登竜門・ステップアップツアーで試合経験を積みます。デビュー戦は、来月3日に滋賀で始まる「ヤンマーハナサカレディース」です。