全国高校選抜ラグビーは埼玉で3月22日に開幕します。推薦枠で6大会ぶりに出場する大分舞鶴は、初戦突破を目指して順調に調整を進めています。
全国大会を前に部員30人が熱のこもった練習に励む大分舞鶴高校ラグビー部。3月に行われた九州大会では初戦で敗れたものの、その戦いぶりが評価され、全国から2校が選ばれる大会実行委員会の推薦枠で選抜への出場が決まりました。6大会ぶり13回目となります。

(大分舞鶴ラグビー部・前田大志主将)「選手たちは選抜に向けて気持ちも仕上がっていると思いますし、準備は整っていると思います」

大分舞鶴は、新チームになって最初の県大会決勝でライバルの大分東明に19ー10で勝ち、7年ぶりに優勝。名門復活に向けて一歩を踏み出しました。
(大分舞鶴・今冨貴徳監督)「九州大会で長崎北陽台に力負けをしたところですが、そこから選手たちも奮起して、推薦という形で選抜に選ばれて闘志に火がついている状況だと思います」

失点が多かった去年のチームの反省から、今年はディフェンスに重点を置き、少ない得点で勝ちきることができるチーム作りを進めています。中心選手は抜群の身体能力を持つフィジーからの転入生センターのサナイラ(2年)です。
(大分舞鶴ラグビー部・サナイラ選手)「ステップをきって相手を抜いていくプレーが得意です。いっぱいボールをもらっていっぱいトライを取りたい」

花園で優勝経験がある名門校も、ここ数年は全国の舞台に立つ難しさを感じています。こうした中、6大会ぶりに出場する選抜大会は全国の強豪校と戦い、自分たちの力を試すチャンスと意気込みます。
(前田大志主将)「この時期に全国大会を経験できるのは大きなことだと思うので、まずは初戦を突破して、いい経験を得られるような大会にしていきたい」
大分舞鶴の初戦は3月23日埼玉の昌平高校と対戦。新たな歴史を刻むべく伝統の黒のジャージが全国の舞台に挑みます。