学校も卒業です。愛媛県八幡浜市の松柏中学校では、最後の卒業式が行われました。

松柏中学校は、1960年代、550人を超えていた生徒も72人にまで減少し、この春、78年の歴史に幕を下ろします。

最後の卒業式では、村上剛校長が24人の卒業生ひとりひとりに卒業証書を手渡したあと、はなむけの言葉を贈りました。

村上剛校長
「いつの日かたくましくなった姿で、母校・松柏中学校があったこの地にも足を運んで欲しいと思います」

続いて、卒業生を代表して、木下明香さんが新たなスタートに向け答辞を述べました。

木下明香さん
「教室も廊下も体育館も全部、思い出に満ち溢れています。松中生72人が新たなスタートを切り、すばらしい日々を送れることを願っています」

松柏中学校では、3月26日に閉校式を行い、在校生48人は来年度から松柏、愛宕、八代の3校が統合して新たに開校する、八幡浜中学校に通います。

卒業生
「閉校で帰ってくる場所がないっていうのがすごく寂しいけれど、最後の卒業生はとても誇らしいです」

2年生
「この学校がなくなるのはとても悲しいですけど、新しい中学校では早く大勢の友達をつくっていきたいなと思います」

2005年の合併当時、8校あった愛媛県八幡浜市内の中学校ですが、来年度からは2校だけになります。