9日間で1トンの削減です。通勤ラッシュの渋滞緩和に協力し、CO2削減に貢献した企業と団体が表彰されました。
表彰されたのは、国や警察、自治体などで作る「愛媛県渋滞対策協議会」が、渋滞緩和を目的に実施した社会実験に参加した38の企業・団体のうち、取り組みが優秀だった4者です。
協議会によりますと、社会実験は去年11月の平日9日間、松山市郊外から中心部へ向かう国道5つの路線で行い、38者の延べ1068台が時差出勤のほか、公共交通機関の利用などで渋滞緩和を図りました。
通常、この5つの路線では朝6時半から9時の間に、1日およそ4.7トンのCO2が車から排出されている計算ですが、実験を通し、1日113キロ、9日間で1トンを削減削減したほか、ラッシュ時の速度も2キロ程アップしたということです。
表彰された4者のうち、大賞に次ぐ貢献賞を受賞した、土木・建築工事などを手がける松山市の二神組では、社員9人が出勤時間を30分早めたということです。
二神組土木部事務課 白石香織統括課長
「渋滞の時間帯を避けられるということで、運転に対するストレスも少なくなりますし、余裕をもって仕事に取りかかられる。だいたい車通勤だが、公共交通もしくは自転車での出勤にもチャレンジしたい」
県渋滞対策協議会は「社会実験を繰り返しながら、取り組みの浸透を図っていきたい」とコメントしています。
注目の記事
迫る自民党総裁選!5人の“公約”を徹底比較 物価高は?外国人政策は?党改革は? 次の総理にふさわしいのは誰だ【edge23】

子どもの命を守る「チャイルドシート」助手席に設置したら交通違反? → 適正に使用しない場合、事故死亡率に約4.7倍の差も【警察に確認してみると】

【都道府県順位】自転車ヘルメット着用率1位は愛媛70.3%、最下位は…着用しない理由は「かっこ悪い」が上位だった

「毒キノコを食べたらどうなる?」本当に危険なキノコは6〜24時間たってから症状が出始める【画像あり】

1歳の誕生日はスイカ、2歳はご飯ケーキにろうそくを、9歳の時には…重い食物アレルギーで命の危険に瀕したパティシエ 店の名前は「あんしん」 【笑顔のケーキをあなたに 後編】

なぜそこで?「Uターンが相次ぐ市道」目の前に交差点があるのに…交通違反にはならないのか警察に聞いてみると
