新天地でも茂木選手の背中を押す「あの応援」

常に不安と隣り合わせのプロ生活。そんな茂木選手の背中を押すかのように、新天地でも「あの応援」が引き継がれることに。

茂木選手が打席に立つときの「茂木栄五郎コール」。9年間愛された応援が、チームの垣根を越えてヤクルトでも使用されることになりました。

東京ヤクルトスワローズ 茂木栄五郎選手:
「知り合いからまず聞いたので、「嘘でしょ」ってまずびっくりしたというか、そんなことあるんだとまず思ったのと。代名詞って言ったら変ですけど、名前を覚えやすくなると思うので、たくさん試合に出て、たくさん応援してもらって、覚えてもらえたらなと思います」

2月24日、この日は浦添市で楽天との練習試合。
試合前には三木監督やかつてのチームメイトと久しぶりの挨拶を交わします。

球場アナウンス:「3番 指名打者 茂木」
今シーズン、この日まで実戦でのヒットはなし。6回から途中出場で結果を出せるか。

東京ヤクルトスワローズ 茂木栄五郎選手:
「やっぱり打席に入ったら力入りますし、どっか動きも堅いような気がしますし。
いつもより疲れている感じがすごくあるので、たぶん張り切っているんだろうなと思います」

試合は9回、この日最後の打席が回ってきました。その初球!
快音飛ばした打球はライト前へ!ヤクルトでの初ヒットとなり、古巣相手に新天地での第一歩を踏み出しました。

現在31歳。改めて今年の抱負は。

東京ヤクルトスワローズ 茂木栄五郎選手:
「まさか本当にこの歳までプロでできると思っていなかったですし、2025年は楽天ではないですけど、茂木栄五郎をこれからも応援していただけたら、本当に嬉しいですし、活躍をしている姿を見せられたら、それが恩返しになるかなと思うので、何とか一軍に食らいついて、頑張っていきたいです」