鹿児島市の磯地区に15日、JRの新しい駅「仙巌園駅」が開業し多くの人で賑わいました。

鹿児島市吉野町の磯地区に開業したJR日豊本線の仙巌園駅。世界遺産に登録されている旧集成館などがそばにあるため、駅舎は景観に配慮したシンプルなデザインです。整備費は、工事中の駅前広場などと合わせ、総額およそ12億円。

15日開かれた開業記念式典には関係者およそ50人が出席しました。

(磯新駅設置協議 藤安秀一会長)「鹿児島の魅力を発見する玄関口となり、地域住民にとって日常生活を支える重要なインフラになることを期待」

さっそく駅を利用した人は・・・。

(利用者)「新しく新鮮な気持ちで楽しみだった」

一方、近くの異人館では開業記念の乗車券や特産品などが販売されたほか、「産業革命遺産」の魅力を伝えるトークイベントも開かれ多くの人で賑わいました。

仙厳園駅には普通列車が上下線あわせて57本停車し、1日200人から300人の乗車を見込んでいます。

県内でJRの駅ができるのは2010年の神村学園前駅以来15年ぶりです。