新しい学校へ思いを一つに

閉校になる小学校の1つ、三輪小学校の児童たちは、毎日給食の時間に新しい校歌を聞いて練習を重ねてきました。音楽の授業では、みんなで川嶋さんの思いや歌詞の意味を考えて、どんな歌い方をすればいいか話し合いました。「校歌は、学校の歴史」「校歌は、これからつないでいくもの」。それぞれの思いを込めて歌います。

新しい校歌を歌う児童たち
「大和 大和 未来へはばたけ 震える一歩の先で光る僕に出会える」

これまでの感謝や未来への希望が詰まった力強い歌声です。

三輪小5年生
「みんなのことを思いながら歌っています。すごい明るい気分になって、これからも自分1人で迷わずに、みんなと協力しながらやっていこうと思います」
別の5年生
「寂しいのはあったけど、新しい校歌で頑張っていこうと思いました。新しい大和小のみんなで声がそろって1つ1つのことばに思いを込めて歌えるようにしたいです」

もうすぐ、今の校舎とはお別れです。新たな仲間、環境にもちろん不安もあります。それでも、自分を信じて光る明日へ向かっていこう。児童たちを勇気づける新たな校歌は来月、大和小学校の開校式で初めて全校児童そろって歌われます。

川嶋さん
「子どもたちや地域の皆さんも戸惑いや不安な気持ちもあると思うんですけど、皆さんがこれから過ごしていくことでそれが新しい学校になっていくと思うんですよね。なのでいっぱいいっぱい思い出を作って、本当に楽しんでいただきたいなと思いますね。この学校と一緒に歩いて行って、成長して、生きていこうっていう気持ちで過ごして頂けたら私もすごくうれしいなと思っています」