ガソリンスタンドに“変化” ミャンマーからの車で長蛇の列が
元々ミャンマーとの間で人の行き来が多いメーソートではあるが、ミャンマー側の特殊詐欺拠点が注目を浴びるようになったことによる変化もあるという。その変化が目に見えて分かるのがガソリンスタンドだった。

中国系詐欺集団の活動を弱体化させようと、タイ政府はそれまで行っていたミャンマー側への電力や燃料の供給を停止するなど対策を強化した。それに伴い、ミャンマーから多くの車が給油のためにメーソートのガソリンスタンドに来るようになったのだ。
ガソリンスタンドの店員は「燃料の供給が停止される前は、ミャンマーからの車はあまり見かけなかったが、今では1日200〜300台が訪れるようになった」と話した。時折燃料が足りなくなり、タイの地元住民から不満の声を聞くこともあるという。
一方、ミャンマーから給油のために訪れた運転手は、「国境の橋が給油のためにタイ側へ向かう車で渋滞していて、朝の6時から並んできた。ミャンマー側には燃料が無く大変だ」と嘆いていた。
