なぜ今、メンズメイクが注目されているのか?
近年、メンズメイクへの関心が高まっている。インテージの調査によると、20代男性の66.7%が「男性の肌の手入れ・化粧」について「とても良い」または「良い」と回答している。
宮永氏は、この傾向について次のように分析する。「ファッションの延長線上にヘアスタイルがあり、ヘアスタイルの延長線上にスキンケア・メイクがあるという感じです。どちらかというと、顔のスタイリングをしているという感覚で、美しくなりたいというよりは、本来の自分のクマがない状態とか、青ひげがない状態、ニキビがない状態に近づけていくという、マイナスをゼロにするイメージでやると皆さん納得感があるんじゃないかと思います」
メイクは「チート」であり「自己投資」
宮永氏はメイクを「チート」と表現する。
「スキンケアを本気でやっていたら多分1年ぐらいで手に入れられるんですけど、1日でチートできるのがメイクです」

さらに、メイクをすることで得られる利点について、こう語る。
「成果を出す中で、メイクをすることで、お客様の印象だったりとか、対人関係っていうところでコミュニケーションツールにもなりますし、それが跳ね返ってくると、ちょっとした自分の自信になります。自分の顔をチェックする習慣がつくことで『今日も頑張ろう』みたいなスイッチを入れる道具が1個増えるなどいいとこいっぱいあるので、お仕事されてる方こそやってほしいなと思っています」