ロシアとウクライナの戦闘終結を目指すアメリカ・トランプ政権の高官が、ロシア側と電話会談を行いました。
戦闘終結に向け、交渉を活発化させているトランプ政権。
12日には、前の日にウクライナと協議を行ったばかりのウォルツ大統領補佐官が、ロシア高官と電話会談したと発表しました。ウクライナが受け入れる用意を示した30日間の一時停戦などについて詳しく説明したものとみられます。
さらに、ウィットコフ特使が今週中にモスクワに向かうとしていて、直接、一時停戦の受け入れを求める模様です。
アメリカ トランプ大統領
「ロシア側が停戦に応じることを願っている。それが実現したら流血の惨劇の終結に80%至ったようなものだ」
トランプ大統領はロシア側に一時停戦に応じるよう訴えるとともに、「応じれば、二度と戦争には戻らないと思う」との見方も示しました。
一方、ロシア側の“返答”を待つゼレンスキー大統領は。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「鍵となるのは、ロシアが欺くのではなく戦争を終わらせる覚悟があることを我々のパートナーが確認できるかどうかだ」
ウクライナメディアによりますと、ゼレンスキー氏は12日、今後の交渉においてロシアに領土を割譲することはないと改めて強調しています。
こうしたなか、ウクライナ軍の越境攻撃に対しロシア軍が反転攻勢を強めている西部クルスク州では、プーチン大統領が越境攻撃後初めて現地を訪問しました。
ロシア プーチン大統領
「(我々の任務は)クルスクを完全に解放し、国境沿いの状況を回復することだ」
クルスク州ではウクライナ側が拠点としていた町の中心部にロシア軍が入ったと報じられ、事実上奪還した可能性があります。
ロシア側が今後、このクルスク州をめぐる問題を取引の材料とするのかどうか注目されます。
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