東日本大震災の発災から14年を迎えたきのう、山形市ではキャンドルを灯して震災の犠牲者を追悼するキャンドルナイトが行われました。

キャンドルナイトは、東日本大震災の犠牲者を追悼するため、毎年3月11日に、
県や市町村、ボランティア団体などでつくる実行委員会が開いているものです。

会場となった山形市の文翔館前広場では、夕方から追悼と復興を祈るセレモニーが行われたあと、復興へのメッセージなどが書かれたキャンドルに次々と火がともされていき、人々が手と手を繋ぐ様子を表現したあたたかな模様が浮かび上がりました。

参加者「(震災当時は)保育園の年長だったので、お昼寝の時間で急に揺れ始めた記憶です。14年前の3月11日のことを改めて考えさせられる時間になったと思います」

参加者「覚えていることは何もなくて、あまり実感はないですけど、震災当時のことを今回学べたので、それをいかして、災害の対策を考えていきたいと思いました」

東日本大震災から14年。今もおよそ1200人が県内で避難生活を続けています。

震災を風化させず、震災を体験していない世代へどうバトンをつないでいくかが課題となっています。