三木寛さん:
「喜んで受け取ったわけでもないし、いよいよ行かなければならぬ、嫌だという気持ちもなかったし、微妙な気持ちだった」

出征の際は、子どもたちが寄せ書きをしてくれた日章旗を肩にかけ、声援のなか列車に乗り込んだと言います。

三木さんは陸軍に入隊し、千葉県銚子市で『ある訓練』に明け暮れました。

三木寛さん:
「仮想の爆弾を背中にしょって戦車へ突っ込んで自爆する。そういう訓練」

陸上の特攻隊です。

三木寛さん:
「これが宿命だと思う。元々はお国のため…、死を恐れない…」
「普通、嫌ですよね…」