きょう、山形市役所前では、東日本大震災が発生した時刻に合わせて千年和鐘が打ち鳴らされ、犠牲者への哀悼と震災を風化させないとの思いを込めて祈りが捧げられました。
東日本大震災の発生時刻である午後2時46分。山形市役所前では、佐藤孝弘市長が千年和鐘を打ち鳴らし、追悼式典に出席した人たちが、犠牲者への追悼と震災を忘れないという思いを込めて黙とうを捧げました。


東日本大震災の発生後、県内では最大で1万3770人が避難生活を送っていました。
14年がたった今も、福島や宮城から1159人が避難し県内で暮らしています。

山形市 佐藤孝弘 市長「避難されている皆様が心安らかに、安定した生活を取り戻せるその日まで被災自治体とも連携しながら共に歩み、真の復興に向けた取り組みを続けて参ります」

大塚美咲アナウンサー「いま、復興と追悼の思いを込めて、一人一人千年和鐘を打鐘しています」

きょうの式典には、かつて避難生活を送っていた人も出席していました。
発災直後から3か月間、山形市で避難生活を送ったというこちらの男性は。

南相馬市から「震災が風化していくのが不安で、風化させないためにこれから何ができるかをみんなと話し合い、思いを伝えていかなければいかない」

あの日から、きょうで14年。出席者はそれぞれの思いを込めて鐘を鳴らしていました。
