法政大学陸上部が8日、沖縄県沖縄市で練習を行い、その中には大学OBで、東京オリンピックTM・世界陸上2大会代表の黒川和樹(23、住友電工)と23年世界陸上代表の児玉悠作(24、ノジマ)の姿も見られた。
世界を知る2人の先輩と汗を流したのは、9月に開催される東京2025世界陸上代表候補の井之上駿太(22、法政大4年)。井之上と言えば去年の日本インカレ男子400mハードル準決勝で、序盤から積極的なレース運びを見せ48秒46をマークし、日本歴代7位の記録を叩き出した。さらに、東京世界陸上の参加標準記録(48秒50)も突破し、同種目で日本人最初の標準記録突破者となった。
経験が重要な400mハードル。井之上は大学入学後に本格的に取り組み始め、参加標準記録を突破してみせた姿は、まさに“未完の大器”。指導する同大陸上部の苅部俊二監督は「元々スピードも400mの走力もあった。センスもあるからすぐハードルにも順応していった」とその才能を評価する。 井之上も「元々スプリントの選手だったし、スピードは武器。ハードルに落とし込めればもっと戦える」と自分の可能性を感じている。
実は井之上、就職活動をして内定先も決まっていたという。しかし競技の継続を決め、春から陸上の名門・富士通へ進む。この決断については「参加標準を突破した事で、競技に対する考えや価値観が変わった」とさらなる高みを目指すことに。だからこそ、今年にかける思いは強く「今年は人生を左右する一年になる」と強い覚悟を持ち、「世界陸上はテレビで見ていた憧れの大会。もし出場出来たなら、日本記録と決勝進出を目標に走りたい」と夢舞台での活躍を誓った。
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